野上照代の実話が映画「母べえ」だった!原作と違う点もあり?スクリプターってどんな仕事で年収は?【徹子の部屋】

こんにちは、ナゴミです。

2017年6月8日の「徹子の部屋」に俳優・仲代達矢さんと共に、映画スクリプター野上照代さんが出演されます。なんと今年で90歳!!

野上照代さんとは誰?女優さんでもないようで、調べてみたら映画のスクリプターというお仕事をされてる方で、黒沢映画の名物スタッフとして有名な方のようです。

スクリプターという言葉もよく分からないですよね。

野上照代さんや、スクリプターという仕事について色々調べてみました。

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野上照代さんのプロフィール

出典:http://www.cinemacafe.net/

本名:野上 照代(のがみ てるよ)

生年月日:1924年5月24日

出身地:東京都

照代さんは、父・母・姉がいる4人家族だったんです。父はドイツ文学者の社会思想研究家で戦後、神戸大学教授を務めた野上巌さんです。

野上照代さんは戦後に新聞社・書店に入社しています。

照代さんは女学生時代に伊丹万作監督の「赤西蠣太」を観て、監督にファンレターを送り、それがきっかけで伊丹家と親しくなり、一年間伊丹家の飯炊き係のような感じで同居しています。

1949年の監督の没後、大映京都撮影所で記録係(スクリプター)の見習いとなりました。

スクリプターっていうのはいわゆる「記録係」なんですね。

1950年に黒沢監督の映画「羅生門」でスクリプターとして参加しています。

そこから映画「生きる」以降の黒沢監督の映画に参加しています。

スクリプターって何するの?

記録係のスクリプターっていってもさっぱり分からん。

なのでもう少し詳しく調べると、映画撮影において、その撮影の詳細を記録し管理する人の事を言うのだそう。監督の秘書のようなものなんです。

映画のつながりをチェックしたり、スタッフ同士の橋渡しなどもし、現場を細かく客観的な目で観察したり撮影スケジュール全体の把握など、その映画のすべてにおける事の管理などをするとても精神的・体力的に大変な仕事なんだそうですね。

そんな仕事を90になるまで続けている野上照代さんは神のようですね・・。

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スクリプターの年収は?

スクリプターの年収は一般的にですが、かなり安いですね。

大体月収17万~なんだそう。

野上さんのような大ベテランのスクリプターが一体いくらくらいの年収があるか調べても出てこない・・。謎です。

結構もらってるのでしょうね。

今は、コンピューターの普及でスクリプターの需要は減っているそうですが、まだ完全にないってわけではないんですね。アナログがいいっていう監督もいるのでしょう。

野上照代さんの実話と母べえの違い?

2008年1月26日に公開された「母べえ」という映画、覚えてます!

吉永小百合さん主演のこの映画の原作は、野上照代さんが執筆した「父へのレクィエム」という作品なんです。野上さんの少女時代を書いたものなんです。

実話といっても、映画は原作と違う点がいくつかあるのですが、分かりやすいところで、

原作は父べえの獄中での死で終わるが、映画では現代にワープして母べえが危篤になる場面で終わる。

実際の父べえである野上巌さんは1年未満で釈放されて、戦後を無事に57歳まで生きてます。

細かいところでまだあるのですが、登場人物の名前をだしても見てなかったら「?」となるので一番大きな変更点をあげました。

そして、原作のタイトル「父へのレクィエム」というように、父はメインの話だったのですが、映画「母べえ」で、母がメインの話になったようです。

映画用に手を加えたのでしょうね。

有名な映画「母べえ」の原作者が野上照代さんとしってひとつ賢くなりました。

まとめ

野上照代さんは結構辛口な方のようですが、思ったことを口にだすのでしょう。

でもそれって相手をけなす辛口ではなくて、激励だったり冗談だったり、90歳まで色んな経験をし、活躍してこられたからこそその放つ言葉がまっすぐなんでしょうね。

徹子の部屋で見せる辛口はどんな辛口なのでしょう。仲代達矢さんの昔の秘話も楽しみですね。

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